DTM初心者が30分でオリジナル曲を簡単に作る方法

前回はDTMをダウンロードして立ち上げるまでを説明しましたが、

いよいよDTMでオリジナル曲を作っていきます!

タイトルにも書いてありますが、

DTM初心者が30分でオリジナル曲を簡単に作る方法・・・

本当にあるの??と思う方もいると思いますが、

これがあるんです!

それは、ループ素材というものを使います。

ループ素材を使って簡単にオリジナル曲を作る

ループ素材というのは、DTMに元々入っている音源の事で、

様々な楽器を演奏したデータです。

例えば、お弁当を作るとなった時

卵焼きやポテトサラダ等のおかずを一つ一つ作って手作りのお弁当を作るのもいいですが、

これだと料理を全く作ったことのない初心者の人には少しレベルが高いですよね?

なので、冷凍食品のおかずを使って簡単にお弁当を作ってしまおうという事です。

 

それってズルくない?と思われる方もいると思いますが、

そんな事は全くありません。

ここで大事なのは、まず曲を作る楽しさを知る事が一番重要です。

この方法は、実際に僕がDTMを始めた時に一番最初に行っていた方法です。

DTMを始めたばかりの人が、ゼロから一つ一つの楽器をしっかり作り上げ、曲を完成させるというのは

やはりそれなりに時間もかかりますし知識や経験も必要です。

おそらく僕もそこから始めていたら、DTMを途中でやめていたかもしれません。

なのでまずは、曲が完成した時の嬉しさや楽しさを先に味わってみましょう!

 

ループ素材というのは著作権も気にせずに使え、色々な楽器を色々なパターンで演奏しているデータがたくさんあるので、

これらを組み合わせてオリジナルの楽曲を作っていきます。

ループ素材の使い方

前回の記事でLogicを立ち上げましたが、

その画面の右上にあるマーク

これがループ素材を使うためのボタンです。

クルッとなっている模様のマークです。

これを押すと、その下にLogicに入っている全てのループ素材がリストで表示され、

名前が書かれている所をクリックすると、そのループ素材の音が再生、もう一度クリックすると停止します。

これは実際のループ音源ですが、こんなギターソロだって自分の曲に簡単に使えちゃうんです!

数え切れない程のループ素材があり、これを一つ一つ聴いていくのもいいですが

それだと終わりが見えないので、

そんな時には画面にあるこのボタンです。

このボタンを使ってループ素材を絞りこんでいきます。

[インストゥルメント]という所で自分の使いたい楽器を選びます。

[ジャンル]という所で演奏するジャンルを選び、

頭の中に曲のイメージがあれば、[ムード]という所で雰囲気も選べます。

 

それぞれループ素材の名前が書いてありますが、その横に

拍・テンポ・キーという欄があります。

というのはそのループ素材の長さです。数字が大きい程長くなっています。

テンポというのは現段階ではあまり気にしなくて大丈夫です。

(テンポについてはこちらの記事で説明しています)

そしてキーですが、これに少し注意点があり、

ギター・ピアノ・ベース・歌などの音程がある楽器を使う場合は、

このキーという所に書かれているアルファベットをできるだけ揃えて下さい

例えば、(キーC)というピアノの素材を使い、それにギターを合わせたい場合は、

同じ(キーC)の素材を使って下さい。

キーに関してはまた別の記事で説明したいと思います。

 

使いたい音源が決まったら、その素材の名前の部分をクリックしたまま

画像の場所に持っていきます。

*初めからInst1と書かれたものがありますが、その下にもっていって下さい。

そうすると、選んだ楽器の絵が出てきて、その横に波形の書いてある青色の箱が出てきました。

イメージとしては、この音の入った箱をたくさん繋げていって曲を作っていくイメージです。

 

実際に青い箱から音が流れるか確認してみましょう。

キーボードの[スペースキー]で再生、[return(enter)キー]で曲の頭に戻ります

 

そして、この青い箱はコピーして増やすことができます。

[optionキー]を押しながら青い箱をクリック、そのまま隣に持っていきクリックを離すとコピーができます。

この容量で音の長さを増やしていきます。

 

別の楽器のループ素材を使いたい場合は、またその下に箱を右のリストから新しく持っていきます。

そうすると、また新しく楽器の絵が増えたと思います。

青い箱と緑の箱がありますが、これらは横には並べず、必ず縦に並べて下さい。

理由はこちらの記事でも説明しています。

 

こうして、自分の好きなフレーズの楽器を好きな長さにして自由に組み合わせていきましょう!

実際に僕も10分程で適当に楽器を並べてみました。

実際に音を聴いてみるとこんな感じです。

歌声の素材もたくさんあるので、こんな面白い事も自由にできちゃいます。

 

積み木のような感覚でただ箱を並べているだけで、こんなに簡単にオリジナルの曲ができちゃうんです!

もしこれを全て打ち込みで表現しようとすると、初心者の方だとものすごく時間のかかる作業になります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

元から作られているものを使っているとはいえ、組み合わせは無限大にあります。

 

これならDTMを始めたばかりの初心者の方でも簡単にオリジナルの曲を作れちゃいます。

そして、ループ素材というのは基本どのDAWにも始めから入っている事が多いので、

Logicを使っていない方も是非試してみてください。

 

一番初めに言いましたが、まずは楽曲を作る楽しさを感じてほしいと思います。

ドラマーが5人いたり、

ギタリストが20人いたり、

そんな自由な発想でもDTMなら再現が出来ちゃうんです!

他にも、今回の方法で作った楽曲に、歌やギターを自分で録音してみたり、もっと自由に編集が出来るようになると、

DTMがますます楽しくなってくると思います。

 

今回はループ素材の使い方だけの記事でしたが、

次回からは、Logicの使い方などの細かい部分の説明をしていきたいと思います。

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この記事を書いた人

音楽専門学校を卒業後、東京にてバンド活動をしながら映像制作を行う。

“現役バンドマン映像クリエイター”

動画編集実績100件以上、ココナラにて最上位ランクの評価を獲得。

趣味:サッカー、カメラ、お笑い、アニメ、音楽鑑賞